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2017年誕生日旅行 その2 ~JAL国内線ファーストクラス JL319便(羽田→福岡) 搭乗記~

(つづきです。)

羽田空港第1ターミナル出発ロビー。
曜日や時間帯問わず、日本各地へ向かう飛行機に乗る客がひっきりなしに行き交う。
その一角に、ファーストクラス専用カウンターはあった。

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他のチェックインカウンターと違い、ここは自動ドアで完全に仕切られている。
それはまるで別世界への入り口のように感じた。
ここを利用できるのはファーストクラス利用者のほか、JGCダイヤモンドまたはサファイア会員、ワンワールドエメラルド会員のみの特権だ。

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中に入り予約時に決済したクレジットカードを提示し、搭乗券を受け取って荷物を預ける。
当然ここを利用するのは初めてなのでカウンターのスタッフに了解を得てカウンターの写真を撮らせてもらう。

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通路を進んでいくと保安検査場があり、そこを通りぬけるとラウンジに直結。
2年前の沖縄旅行では3000円払ってサクララウンジを利用しましたが、今回はファーストクラス利用なのでサクララウンジより1ランク上のダイヤモンド・プレミアラウンジを利用することができる。

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サクララウンジとダイヤモンドプレミアラウンジの違いはJALの公式サイトを見ていただければ理解していただけると思うが、一番の違いは食べ物類がサクララウンジはおつまみしかないのに対してダイヤモンドプレミアラウンジはパンやおにぎり、スープなど食べ物の種類が豊富という点だろうか。
ラウンジに入室したのが11時半頃だったので、ちょうど焼きたての「JAL特製焼きカレーパン」を食べることができた。
この後機内で食事が出るので量は控えたものの、とても美味しくもう少し食べたかったのが本音だ。

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食べ終わった後レセプションに行ってシャワールーム使用の手続きをしてシャワーを浴びる。が、ここでスタッフの方に対して少々不手際なことをしてしまう。正直チェックイン時から緊張で舞い上がってしまっていた。ダイヤモンドプレミアラウンジを利用するであろうメインの客層は医者や大企業の幹部クラス。今の自分とは対極に位置する。人間性というか、品格のなさがこういうところで出てしまう。周りや相手を見ることができなかった自分に腹が立つ。非日常の空間にいても平常心を保つ、それは自分の課題だ。

しばらくゆっくりした後、13時の搭乗開始直前にレセプションの方に謝罪とお礼をしてJL319便の待つ11番ゲートへ。この11番ゲート、2年前に沖縄へ行った際もここからの出発だった。これも何かの縁だろうか?

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ファーストクラス利用者はJGC会員でなくても優先搭乗の対象になる。が、自分の持っている障害者手帳を提示して事前改札ができないかと搭乗口のスタッフに話したところ、「はい、どうぞ」と言われる。日本航空様、ありがとうございます。

ボーディングブリッジを渡る。
飛行機に乗る際は離陸も好きだが、ボーディングブリッジを歩いているときも高揚感があって好きだ。
事前改札は自分のみだったようで、一番乗りで機内に入ることができた。
旅行の構想段階から待っていたものが、目前にはあった。

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席に着くと担当のCAさんのほか、この便のクルーのリーダーで客室内の責任者でもあるチーフパーサーの方からも直々に「ロック様、本日はご搭乗ありがとうございます」といった内容の挨拶を直々にされる。さらにそれに付け加えて、

「本日はお誕生日おめでとうございます。」

とまで言われる。
その件に関しては確かにチェックインカウンターでスタッフと雑談のきっかけ(ネタ)として話はしましたよ。でも機内ではその件について一言も口にしていない。
大変嬉しいことに変わりはない。しかしどういうルートで地上から機内に伝わったのか・・・謎は深まるばかりである。いい意味で日本航空恐るべし。
(「こまけぇこたぁいいんだよ!!(AA略)」と言われればそれまでなのですが。)

JL319便はファースト、クラスJとも満席で出発。777-200のファーストクラスの座席は767と同型の新シートに換装中とのことだったが、この機材に関していえばまだ旧型のシートだった。写真を見た感じ旧シートのほうが重厚感があるように見えたので換装前の機材に当たったのは幸運だった。

離陸はD滑走路から。180度ターンしながら高度を上げていく。
ベルトサインが消えたところでお待ちかねの食事。が、配膳は前列から行っていく上、ワインは自席でCAさんが注ぐので2K席の私が食事にありつけたのは後のほうだった。今回は前列下の荷物入れを使いたかったので2列目にしたが、食後の時間をゆっくり過ごしたいなら1列目を勧めたい。

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▲上空より羽田空港を見る。

JALのファーストクラスの食事最大の特徴は、食べ物の器が陶器で出てくること。紙のパッケージのANAのプレミアムクラスやJRのグランクラスとの差はここである。分量も「軽食」という範囲を越えているのもポイントだ。
そして飲み物はソフトドリンクに加え各種ビールやワイン、シャンパン、日本酒のほか、入手困難な焼酎「森伊蔵」を飲むことができる。私はアルコールがあまり強くないのでグラスに半分だけいただいたが、これがとにかく飲みやすかった。これを飲むだけでも乗る価値は十分あると思う。食事に関しても非常に上品な見た目と味で、大人なら誰でも満足できることだろう。

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食後のコーヒーを飲み、ポストカードを取りに席を立つとCAさんから「本日はお誕生日おめでとうございます。ほんの気持ちですがこちらどうぞ♪」と丁寧なラッピングがされた袋を渡される。誕生日云々は話のきっかけとして言っただけであり、別にこういうのを狙ったとか強要したつもりはない(少なくとも自分の中では)。とはいえせっかくの厚意を無駄にするほうが失礼であるわけで、お礼を言って受け取る。

あっという間にベルトサインが点灯し、降機体勢に入り機長からアナウンスが。
「福岡空港混雑のため到着時間が10分遅れます」
今回は時間に余裕があるので構わないのだが、福岡空港の容量不足は深刻な問題だ。

15時20分、福岡空港に到着。あっという間だった。
降機はもちろん意図的に一番最後にして、CAさんに丁重にお礼を申し上げる。その際チーフパーサーの方とも話をしたところ、国際線も乗務しているとのこと。「いつかまた、どこかで会いましょう」と言葉を交わし、足早に出口へ向かう。
その会話の中で「先立つものがない」と言ったところ笑われました。よく考えたらファーストクラスを使うような人間が数万円程度を気にするわけがないのである。

降機したのはドアが開いてからだいぶ経ってからだったのでバゲージクレイムは大分終わっているのかと思ったら、そうでもなかった。
ファーストクラスの乗客は荷物も最優先で引き渡してくれるのですでに回っていた荷物を引き取り、ファーストクラスの旅が終わった。
とても充実した素晴らしい時間を過ごすことができた。
また乗ろう、いや、乗ってやる。そう心に誓い制限エリアを出た。

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~JAL国内線ファーストクラス JL319便(羽田→福岡) 搭乗記~ 完
(しかし旅は始まったばかり。まだまだ続きます!)


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ここから余談。
このファーストクラス、搭乗前のラウンジから座席・食事、そして客室乗務員さんのきめ細やかなサービスと非の打ち所が全くといっていいほどありません。
その一方で痛感したこともありました。人間性の原点である「教養」「気品」「品格」といったものは「知識」だけで身につけることは不可能、ということです。仮にできたとしてもそれは所詮メッキですぐ剥がれる。知識を身につけるのは最低条件であって、それに加えて経験(キャリア)も積まなければならない。ただそれに関しては一朝一夕でできることではないわけで、そこは今後の自分に課された(突きつけられた)テーマです。
私にとって旅行は「楽しい」だけで終わることはありません。旅行を通じて様々なことをこれまでも考えさせられました。
それは結果論なので別に難しく考えているわけではありませんが、「発見」と「課題」は表裏一体の関係であり、自分の場合これが自然なのかもしれません。
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Author:ロック
主に撮影レポートや国内の旅行記を書いております。
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